正しく今年の初雪と言える
朝起きて窓の外を見ると
そこは知らない町であった
よく降っている
今日は一日中雪だった
止まるかと思っていた電車は普通に動き
学校の通常通りの授業が行われた
道を歩くと
踝まで雪に埋まりそうになる
この雪を踏む感覚は久しぶりだ
きゅっ、きゅっと小気味良い音を楽しみながら駅まで向かった
気温は低いが不思議と寒さはそれほど感じない
きっと浮かれているからなのだろう
房総育ちの性なのだろう
普段雪などめったに見れないものだから
たまに降ると浮かれ気分になってしまう
俺にはまだ少年の心が残っているようだ