折りよく満開になった桜に見送られるように
友人マイケルが社会人としての門出を迎えた
まずは研修の為に厚木に向かうそうだ
地元に残った知り合いもだいぶ減ってきた
取り壊された中学校の跡地にはどでかいヨーカドーが建った
桜を見るごとにあれから何年たったのか数えてしまう
月日が経つのは早いものだ
皆すっかり分別のある大人になった
・・・はずだが、昨日は我が家でスマブラ大会が行われていた
二十歳をとうに過ぎた大人が
4人もそろって
満開の桜など見向きもせずに
奇声を上げながらゲームに没頭する
いやあ大人になったものだ
思えばマイケルとは小学生の時分からの付き合いであった
欠点も多い奴だったがそれでもあれは俺の友人である
さみしくなるものだ